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さて、
ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、空間デザイナーの橋本夕紀夫先生が3月にお亡くなりになりました。60歳の誕生日を迎えた一週間後だったそうです。
橋本夕紀夫先生は一貫して素材にこだわり、伝統と革新を共存させることを目指してデザインされておりました。知らないうちに橋本先生の作品に出逢われていた方も多いと思います。
私もその一人。
焼肉トラジさん、過門香さん、丸の内のマルゴさん、ペニンシュラ東京、大阪のコンラッド…
お恥ずかしい話、空間デザイナーというお仕事がどういうものなのか無知でしたが、知らず知らずのうちに、先生の作品に触れていたことが今回新たに分かりました。
数多く手掛けられた作品の中で、一番好きなのはビルボードライブ東京。
好きなアーティストが来日するたびに何度も何度も足を運んだ思い出の場所です。
アーティストの息遣い、お客さんとの距離感、見上げれば贅沢なほどのスケールで天上高く、カーテンが開けば六本木の夜景も先生の作品の一部となって、唯一無二の圧倒的な空間に生まれ変わります。
本当に素敵な場所で、お気に入りの場所です。
橋本先生は常日頃からこうおっしゃっていたそうです。
「自分が愛せないものは人も愛さない、結局は愛なのだ」と。
いつも愛を持ってデザインをされていたからこそ、訪れる人、見る人の琴線に触れて、何か心が動かされる、そんな感覚になったのだと思います。
奥井海生堂のコレド室町店、西武池袋店も先生の作品です。流行ではなく、新しくても昔からそこあるような、何年経っても色褪せない魅力的な店舗にしていただきました。
https://www.konbu.jp/shoplist/ynihonbashi.shtml
橋本先生がデザインされた作品にどこかで出会われた際には、先生の「愛」の言葉を思い出してみてください。
手掛けられた数多くの素敵な作品に弊社の店舗も加わっていること、大変光栄に思います。
橋本先生、お疲れ様でした。ゆっくりおやすみになってください。ご冥福をお祈り申し上げます。