奥井海生堂 奥井隆社長による講演、セミナーの記録 2014-7-31
福井県農業共済組合(NOSAI福井) 平成26年度第1回 「女性の会」研修
日本の伝統文化研修 「和食について」 講師:奥井隆
H26年7月31日 10:15~
於:鯖江シティーホテル
本研修会の主催者、農業共済制度(NOSAI)について。。
農業は、人が生きていく上で欠かすことのできない産業です。
しかし、農業は、自然からの影響を受けやすく、台風をはじめとして風水害や干害などの災害がしばしば発生する、不安定な産業でもあります。
NOSAIは、農作物(水稲・麦・大豆など)をはじめとして家畜や園芸施設などの損害に対する補てんを行うことで、自然の脅威から守り、農業経営の安定と農業の発展を図ることを目的としています。(以下サイトより引用)
http://www.nosai-fukui.jp/aboutnosai.html
このような制度を管理運営されている機関が、農業共済組合、その中で意識の高い女性の皆さんの会が「女性の会」。
意識が高いということは、年齢にこだわらず、社会の中で活躍の場を求め、その為に幅広く知識を得ようと努力される姿勢・・かと思います。
イキイキした皆さんの眼から、本当の豊かな人生を築いていらっしゃるのだと、伺い知りました。
普段は、農業に従事されている女性の皆さんばかりです。
今回、女性の会の皆さんが「日本の伝統文化」として、「和食」について学びたいとの思いで、弊社社長、奥井に講師依頼がありました。
「和食会議」(和食文化の保護・継承国民会議) 幹事役としての活動の一環として、「和食文化」そして、昆布のお話を少々、お伝えしました。
大筋は以下のような内容です。動画をまじえ、昆布商として、多くの料亭様とのお付き合いから得た知識や、これまでの経験に基づく体験談をなるべくアカデミックに講義をすすめました。 (昆布のPRにならぬよう・・ 笑)
・「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録された経緯
・うま味とは・・
・和食文化の特徴
・昆布と料亭文化と・・
・日本の食文化が海外へ
・「和食」の今後
今回は、52名の会員の皆さんがこの研修にご参加くださり、福井各地よりこの鯖江へいらしたそうです。
暑い中でのご参加、ご苦労様でした。
熱心にメモを取ってくださって、うなづいておられる姿が、とてもとても嬉しく感じました。
生涯を通して向学心にあふれる女性の皆さんの姿が美しかったです。
テーブルには、昆布水をご用意しました。
利尻、山出し、羅臼、日高昆布の飲み比べをして頂きました。
産地により、収穫される昆布の種類が違い、その昆布の種類により、昆布の使い方が違う事を体験してもらいました。
昆布水の味が違う事で、だし昆布にふさわしいか、煮昆布にふさわしいかを知っていただきたかったからです。。
この試飲については説明が不足だったかもしれないです。ご準備頂いた、職員の皆さん本当にありがとうございました。
質疑応答では、昆布の身近な使い方をご質問されました。
昆布は寝る前に水につけ、翌朝から、その昆布水をすべてのお料理ご利用ください。
昆布こそが、インスタント!!水出しで十分ですよ。 とお応えしました。
最後に皆さんと、記念撮影。
鯖江シティーホテルのご準備も完璧で、気持ちのよい会場でした。ありがとうございました。
本研修により、「和食文化」こそが、日本人の誇りであり、食があらゆる文化を育むことをご理解されたことと思います。
米飯がなければ、和食が成り立たないこともお話の中でお伝えしました。学校給食もしかりです。
どうか、お元気でお米やお野菜、農産物の提供を末長く、よろしくお願い致します。
そして、是非、時には料亭などでゆっくりなさってくださいね。料亭は、大人のディズニーランドですから(^^♪