こんにちは。
今日はクラブハウス前に娑羅双樹(夏椿)の花が咲いたのでご紹介します。
娑羅双樹はお釈迦様が入滅した際、花が鶴の羽のように白くなり一斉に散ったという伝説から、
仏教では聖木とされているそうです。
日本は寒さに弱い沙羅双樹には厳しい環境ですので、
花の散る姿が似ている夏椿が娑羅双樹と呼ばれ親しまれています。
クラブハウス前のつくばいにもポトリと落ちて、涼しそうですね。
「平家物語」の冒頭に出てくるのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
一度は読んだことがあると思います*
夏椿は開花期間が短く、その儚さを無常と読んだのかも…と遠い昔に思いを馳せて、
涼しげな姿を眺めるとしましょう♪
ちなみに、本物の沙羅双樹(サラノキ)はインド原産、フタバガキ科の常緑高木。
高さは30mにも達します。
日本原産の夏椿は、ツバキ科の落葉高木でまったくの別物です。
日本では、お隣滋賀県の草津市立水生植物公園で本物の沙羅双樹を見ることができますよ*
興味のある方は是非!
やまぼうしがお届けしました。