本日は、敦賀市立東浦中学校7名の元気のいい生徒さんが来社されました。

敦賀市の小中学校では、今、「ふるさと学習」が積極的に行われています。

これまでにも、弊社奥井社長は、学校からのご要請を受け、随分たくさんの学校に赴き、ミニセミナーを行ってきました。

社長が約３０分、パワーポイントを使って昆布の紹介をしました。特に、どうして昆布の採れないこの敦賀の地で、地場産業としての成長を昆布加工業や、販売業がなしえたのか。松前船交易の歴史も紹介しながら昔の交易の話をしました。今日お越しいただいた、東浦中学校のある区域は海水浴場の多い地域です。夏、敦賀へ観光にこられるお客様にも説明が出来るようにと、しっかりと覚えて帰って頂きました。

越前若狭は古くから松前交易で栄えた地域です。調度、中学校のある東浦から１０キロ程北、越前町に、松前船船主の館が残っています。こんなにも近くに、立派な館やそれを取り巻く町並みがしっかりと保存されているのです。昔の豪商（船主）の生活がしのばれる重要な施設です。

あと少しの時間、専務から昆布の種類や使い方の説明、実物の昆布を　見て、触って、匂って、違いを感じてもらいました。

残り３０分は弊社の昆布蔵見学です。課長の案内で「蔵囲昆布」専用蔵へ。ここには平成元年産昆布から昨年までの全てのビンテージがそろっています。今日見学された生徒さんは平成１５年生まれだそうで、生まれる１５年前の昆布の存在に驚いていました。生徒さんを見ていると、「蔵囲昆布」のビンテージに、その流れた静寂の時の長さに今更ながら驚きます。

最後には、玄関でお見送りです。生徒さんからは、元気にお礼のご挨拶を頂きました。この後、昼食は敦賀名物の「ヨーロッパ軒のカツ丼」だそうです。なにか楽しそうな社会研修でした。引率の先生方、生徒さん、本日はおこし頂き有難う御座いました。そして皆様ご苦労様でした。