こんにちは。 岡田です。
7月1日から5日にかけ、社長、中川課長と共に
北海道の礼文、利尻島視察に行ってまいりました。
今回は先のブログにあるとおり、稚内から礼文、利尻と渡りました。
今年の状況は、豊漁だった昨年ほどではないようですが昆布の量は、そこそこあるようで、まずは期待できそうです。
ただ、昆布そのものの身入りはまだもうひとつのようで、これからの天候しだいといったところでしょうか。
まずはじめに訪れた稚内倉庫。弊社のお取引先様の倉庫の一角にむしろで前面を被い、乾燥機等しっかりと設備を備えた、奥井海生堂稚内昆布倉庫。ここは主に利尻島、礼文島で収穫された天然の利尻昆布を保管しています。
蔵囲、稚内バージョンであります。
初めての方は驚かれますが、なんと天井、壁面、床、全面に筵が張ってあります。
ちなみにこの昆布は昨年収獲のもの。大事に囲われております。
礼文、利尻島では各漁協をまわり漁師さんの作業を見学したりしました。
こちらの作業所では、船泊漁業協同組合の組合長さんが、刺し網の処理作業をされていました。
お忙しいさなかでしたが、ご挨拶にお伺いしました。ちょうどホッケを水揚げされていたところで、網から魚をはずす作業をしておられました。
こちらは香深漁業協同組合の理事さん。今年もう始まっている養殖昆布を見せて頂きました。
今日が2回目の収穫作業中でしたが、今朝あがったばかりの養殖昆布も見せて頂きました。
天然物は今月中旬より収穫作業が始まるそうです。
移動途中の島の風景
人工物どころか木も生えておりません。高緯度のため低地であっても森林を形成できないそうであります。
まさに清貧にして、清浄。この島の分泌物と海流とが合わさってはじめて、最上級の利尻昆布が育つのであります。
この風景こそが、日本一の利尻昆布の利尻昆布たる所以です。
今回出会った花、花、花。 短い夏にめがけ、一斉に咲き誇っておりました。(名前は分かりません)
今回も各漁協職員さん、漁師さん、お取引先様ほかたくさんの方にお世話になりました。
多くの方の苦労があってはじめて、弊社が日本一の上質な利尻昆布をあつかえるということをあらためて感じました。
皆様、大変お世話になりました。心より御礼を申し上げます。