先週土曜日、本社前、とてつもなく大きなトレーラーが、北海道より到着!
本年、収獲された利尻昆布の入荷です。今年も、この季節がやってきました。この日を迎えるとき、しみじみと深い感慨が込みあがります。はるばると、最北の地より昆布を運んで頂きありがとうございます。
かつては、北前船により、日本海を渡り同じように昆布は運ばれました。いにしえの歴史をも思い起こす。。それほどに大切な日です。
ぎっしりと、昆布が積み込まれています。今年もしっかり仕入れがなされました。一年の商いの源の昆布です。お米の収穫と同じで、感謝に堪えません。まさに 「うなばらの恵み こんぶたっとぶ」との谷川俊太郎先生の言葉に尽きます。
男子社員総出の積み下ろし作業が始まります。大変な作業になります。本当にご苦労様です。
昨年、新築されました元町倉庫に、この昆布は納められます。
規則正しく、整然と積まれています。人の手のなせる技ですね。どこまでも、手がかかります。
半日以上、この作業が続きました。今後も後、数回、昆布は入荷します。
利尻昆布は蔵でゆっくり養生します、筵に覆われて、じっくり寝かされることで、、海から離れ陸に揚げられ、天日に干されて、長い旅路を終え、この敦賀の地に至り着いた身の出来事に得心できるのかも知れません。
その証に、その囲い昆布のだしの味わいは、、、うま味を超える熟成の味?
。 。 。 。
そんなことまで、思いが巡るのは、先日調度、NHKスペシャルでのドナルドキーンさんのこんな言葉を耳にしたからかもしれません。
伝統は時々隠れている。見えなくなる。しかし流れている。続いている。それは日本のいちばんの魅力だ。
少々、深入りしてしまいましたが、蔵囲昆布の味わいも、隠れている、流れている、続いているだしの味です。(^^ゞ
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蔵囲昆布のおはなし**
https://www.konbu.jp/kuragakoi/
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