本日は金ヶ崎宮の御船遊管絃祭★

2016年10月20日（木）

本日は金ヶ崎宮の御船遊管絃祭★

本日は、地元、金ヶ崎宮の御船遊管絃祭★

南北朝時代の故事に由来する金崎宮（敦賀市金ケ崎町）の船遊び神事「御船遊管絃祭（おふなあそびかんげんさい）」です。

屋上からは、お迎えの船が何槽もこちらに向かっているのがみえました。

延元元（１３３６）年１０月２０日、後醍醐天皇の皇子、尊良（たかなが）親王と恒良（つねなが）親王以下の将士が海に浮かべた船で管絃を奏で、紅葉や月を鑑賞したという故事に基づくお祭り。両親王は金崎宮の祭神で、祭りは往時をしのび、平素の加護に感謝して毎年行われている。

恒良親王役が船に乗り込んで、海中にお神酒などをささげ、金ケ崎緑地では、立烏帽子（たてえぼし）に水干（すいかん）姿の女性が雅楽に合わせて舞を奉納した。

いつも、大変、お世話になっております金ヶ崎の宮司様が後方におられました。

金ヶ崎城には、深い歴史が数々あります。

http://kanegasakigu.jp/

少し、転載させていただきます。

＜福井県教育研究所　教材研究支援システム　http://www.fukui-c.ed.jp/~cdb/rekishi/kanegasaki/#top　より転載＞

建武（けんむ）３年（1336年）１０月、後醍醐天皇皇太子恒良親王と後醍醐天皇第一皇子の尊良親王を奉じて京都を出発した新田義貞らが、同月１３日気比社大官司気比氏治に迎えられて金ヶ崎城に入城しました。その城としての守りは大変堅（かた）く、「太平記」にも「彼の城の有様，三方は海に依って岸高く岩滑なり。巽の方に当れる山一つ。城より少し高くして、寄手城中を目の下に直下すといえども、岸絶へ、地けわしく崖にして、近付け寄れぬれば」と記されています。
しかし、越前守護（しゅご）斯波高経（しばたかつね）の軍勢（ぐんぜい）に囲まれることとなり、翌１３３７年正月からは、越前に向け出兵した足利軍に何重にも包囲（ほうい）されてしまいました。やがて本格的な合戦が始まり、孤立（こりつ）した金ヶ崎側の軍が飢（う）えに苦しむことになります。
もはや力つき果てた義貞らは、闇夜の中ひそかに金崎城を脱出しました。子の義顕と皇子を金ヶ崎城に残したまま杣山（そまやま）城へ向かい、ここで体制を立て直して金ヶ崎城を包囲する足利方を攻撃して金ヶ崎を救出することにしたとみられます。
そして、いよいよ最後の決戦をむかえます。新田軍は必死に守ろうとしますが、食糧は尽き、兵は思うように動けず、「一の木戸」は破られます。足利軍は本丸をめがけて攻め上がります。「二の木戸」付近ではこの戦いで一番の大激戦（げきせん）になったものの、飢えとつかれで体力のおとろえた兵は次々と討ち取られてしまいました。籠城（ろうじょう）から半年後、義貞の子新田義顕は尊良親王とともに城に火を放ち自害、共に三百余人が自刃（じじん）。３月６日、金ヶ崎城はついに落城しました。
恒良親王は幽閉（ゆうへい）され翌年に死に、新田義貞も無念の死を遂（と）げました。

＜その後の金ヶ崎城址＞　続きもとってもおもしろし、上記リンク先で是非、お調べくださいね。

＜イベントのお知らせ＞

私たちの身の回りには寺、仏像、絵画、祭り、ならわし、技術、遺跡、貴重な動物や植物などさまざまな文化財が存在します。これらを調べると、その土地の風土や今にいたった歴史を知ることができます。また、これらは今日まで守り伝えられてきただけでなく、未来につないでいく努力も行われてきました。今回の特別展では、文化財とその保護制度を通して見た敦賀・若狭地域の特色と人々の取組みを紹介します。

備考

●会期:平成28年10月29日(土)～12月4日(日)　

●会場:県立若狭歴史博物館(小浜市遠敷2丁目104）●開館時間：午前9時から午後5時まで

http://www2.pref.fukui.jp/event/view.php?event_cod=3c4S171476691370Sc