新ブランド米「いちほまれ」誕生記念がサブタイトルに。今年も和食フォーラムが福井市で開催されました。主催は福井県、福井ガストロノミー協会。後援に農林水産省、一般社団法人和食文化国民会議。会場は福井駅前のハピリンホール。多くの方々が参加されました。
初めに、農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課和食室長 五十嵐麻衣子様が国の和食行政のお話から始まりました。
つづいて、和食文化国民会議会長、龍谷大学教授 伏木亨先生が「米食文化とだし」という演題で基調講演をされました。大変興味深いお話。米文化と小麦文化の違いや主食のパンとご飯の違いで副菜が全く違うお話。皆さん引き込まれていました。
会場には150名もの参加者が。県内の農業法人の方や調理専門学校の学生さんや学校関係者、食品関係者や金融関係者の方々も参加されていました。
お二人の基調講演を受けて、第2部、パネルディスカッションが開かれました。京都料亭「菊乃井」ご主人村田吉弘様、東京料亭「築地田村」ご主人田村隆様。地元福井からは福井県政策幹中村保博様。それに先の講演をいただきましたお二人が加わり5名の先生方が参加されました。コーディネーターとして弊社社長奥井(福井ガストロノミー協会会長)が務めさせていただきました。
西と東を代表する料亭のご主人方の福井へのあたたかいエールに参加された方々も大喜びでした。「いちほまれ」が福井ブランド米として立派に認知されますようにといろいろなアイデアが出されました。
日本の和食文化を代表する方々ばかりのお話は重く、貴重なご意見として参加された方々にも届いたようです。70分の時間もあっという間に終了。お話がだんだんと佳境に入ってきましたが、時間不足で残念でした。会場からは3名の方々がご質問されました。
コーディネーターという大役に弊社社長も緊張気味。普段と少し違っていました。
翌日の福井新聞紙面に大きく報道されました。福井からも和食文化の発信を。参加された方々の熱い想いが届いたようです。11月24日は和食の日です。和食文化国民会議は毎年だしで味わう学校給食を呼びかけていますが、福井県は第1回から100%実施県として和食会議で高く評価されている県です。今年も100%実施の準備も進んでいるそうです。弊社社長も毎回県内の小学校で「うま味だしと昆布」の出張授業をさせていただいています。ちなみに第3回目の今年は全国で六千五百校を超える47都道府県すべての地域からの参加があるそうです。11月の和食月間も盛り上がっています。
今回のフォーラムを準備されました福井県農林水産部の職員の方々、本当にご苦労様でした。幅広く見識を高める価値あるフォーラムに、皆さん大変、喜ばれていました。
ご参加の皆さまの貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。