11月24日は「和食の日」イイ二ホンショクと云う語呂合わせから?4年前の12月4日に和食がユネスコの世界無形文化遺産登録され、その保護継承活動の一環として、和食文化国民会議が色々な行事を呼びかけています。その中でも最大の行事が、小中学校の「だしで味わう和食給食」です。今年は3回目。47都道府県全域で、なんと6600校が参加されました。福井県は今年も県下実施100%です。それ以上に1回目から地場産食材100%の給食を実施しています。弊社社長も福井県教育庁、農林水産部と連携して、第1回目から県下小学校で、だしの出前授業を行ってきました。今年は南越前町の今庄小学校です。
今朝の日経新聞の1面広告に和食文化国民会議の伏木会長、農林水産省の和食室の五十嵐室長との対談が大きく紹介されていました。
今庄小学校は、県内で伐採された木材をふんだんに使った素晴らしい校舎でした。
4大銘柄と呼ばれる、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布、山出し昆布の弊社取り扱いの最上級クラスの昆布を児童に紹介しました。利尻昆布はもちろん三年蔵囲礼文島香深浜産一等検昆布です。
だしの授業。子供たちもだんだんと真剣になってきました。
福井新聞社や福井テレビ、日刊福井といった県下のマスコミ取材陣にも、囲まれました。
大きな昆布を触るのが初めての児童も多く、興味津々でした。
まず最初に、料亭の一番だしの引き方(取り方)の説明です。
第一回目から、料理教室を主宰される清水先生にお手伝いをいただいています。今回も打ち合わせから、先生には入っていただきました。
弊社、お弁当コンテストの審査員でも、又、お料理の指導でもお世話になっています。
最後に児童から今日の授業の感想が発表されました。お湯だけで溶いた味噌汁とだしで作る味噌汁の違いを、ブラインドテストしました。ほとんどの児童が味噌味が濃いとか、美味しいとか適格な感想を言っていただきました。それにはおもわず拍手が。
授業後、ほかの全校児童と大きな部屋で給食をいただきました。ランチルームはレストランのような雰囲気です。いつの間にか外では雪が舞っていました。ここ今庄は豪雪地帯で有名です。でも最近は降っても解けるようで、昔のような積雪はないようです。
いただきます。大きな声で元気よく。
今日の授業で、他にもだしの食材の紹介がされました。昆布とかつお節で、うま味の「相乗効果」をしっかり体験してもらいました!
普段から食育にも熱心な学校です。福井県が生んだ食育の大家、石塚左玄先生の紹介ポスターも貼ってありました。
昆布と鰹節で引いただしを味わうお吸い物。とても美味しくいただきました。ボリュームもしっかりあります。
木のぬくもり、重厚さ。10年前に建てられた小学校の立派なことに驚かされます。ここから巣立って行く児童の皆さんは、間違いなく幸福です。
先生方には大変お世話になりました。福井県の農林水産部の職員の方々にも朝早い準備から、大変お世話になりました。有り難うございました。児童の様子から、今日のだし教室は大成功だったようです。夜、各家庭で夕食の時にでもだしの話が弾むこと、期待して学校を後にしました。