3月23日NHK、BSプレミアム「ひと皿の魔法NY天才シェフ日本修行の旅」でも紹介されました、デイビッド・ブーレイ様が奥様やスタッフ、ご友人とご一緒に弊社へ。「蔵囲昆布」の視察と昆布製品をシェフとして探される目的でお越しになられました。弊社と浄水器でアライアンスされている、三菱ケミカル・クリンスイ株式会社の木下社長やワシントン在住のコーディネーター平石様、総勢7名での御来社でした。
弊社の社長室に架かる大本山永平寺の歴代の禅師様の額装にご興味があるようで、色々とご説明をさせて頂きました。
5か所ある昆布倉庫の一番新しい「元町倉庫」へご案内しました。ここで大量に保管されている、礼文島、利尻島産利尻昆布に驚かれていました。
本社工場内にある「蔵囲昆布」専用倉庫には特にご興味があるようで、沢山のご質問を受けました。発酵や熟成にご興味のあるブーレイシェフ。特に31年前の昆布や数十年寝かされた古いビンテージの昆布には驚かれていました。
ムシロで覆われた「蔵囲昆布」。初めてご覧になられたようです。興味深々で、わらと昆布の相性をまず質問されました。。後、温度湿度の管理。ワインとよく似ている事にも驚かれていました。
昆布倉庫見学の後、パワーポイントを使った昆布の研修会を開催。通訳には平石さんはじめ、同行された方々が流ちょうな英語にて十分にご説明。そのかたわらで、シェフご夫妻はしっかりと深くご理解されていたようです。
弊社で一番古い「平成元年収穫」の30年蔵囲い昆布や10年蔵囲い昆布と昨年、平成最後の年に収穫された新昆布との飲み比べや、4大銘柄昆布の飲み比べでは、ワインのティスティングのような素晴らしいコメントを頂き、社長も大喜びでした。一つの畑のワインのビンテージを飲み比べる、垂直の試飲や、種類別のワインを飲み比べる水平飲み試飲。ワイン会のようです。
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社の木下社長からは、水の違いによる「昆布だし」についてご説明が。
せっかくの御来社。弊社の昆布職人による「手すきおぼろ昆布」の作業も見て頂きました。おぼろ昆布はご存知でしたが、このように作られることはご存知なかったようで、興味深々。太白おぼろ昆布の味も気に入られ、5~6種類のおぼろ昆布を使った料理レシピがさっそく浮かんできたそうです。
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専務の方からは、奥様に越前和紙の説明をさせて頂きました。ちょうど桜の季節。桜柄の越前和紙には大層喜ばれたようです。その和紙を使った貼り箱はいくつかお持ち帰りいただきました。NYにはないパッケージだそうで、日本の和紙文化にも喜ばれていました。
最後は神楽本店へ。沢山、お買い物をしていただきました。ありがとうございます。
敦賀駅迄お見送りさせて頂きました。次回は是非NYでと。昆布への名残惜しい別れになりました。皆様、遠方よりお越しいただき、本当に有り難う御座いました。そして寒い中、お疲れさまでした。
素敵な皆様のご来訪に、感謝で一杯です。
限られた滞在時間で、慌ただしさもあり、不足なこともあったことと思います。お許しください。
見えなくなる最後の最後まで、手を振って笑顔でお別れで、ただただ嬉しくて、本当に、ついて行きたくなりました。
是非、又、ごゆっくり、食の國 福井に、そして、弊社にいらしてください。