2021年11月26日(金)

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11月24日、和食の日「昆布とおだしの魅力」発見★

2021年11月24日(水)「和食の日」第二早翠幼稚園にて、園児84名の皆さんに、「昆布とおだしの魅力」について理解を深めるため、体験学習を実施させていただきました。

(以下、楽しい業務日報です。)

一番最初に、ホールに集まった園児の皆さんの前で、徳本園長先生が「今日は、いい日本食の日です」と云う一番大切な定義を伝えてくださいました。

私たちは、昆布を見て、触れて、だしを味わい、幼児期にこそ感じてほしい「和食の基本のだし」とその必要性を伝わるようにと色々準備しました。

最初に、いつも目にする袋入りのカット昆布とは違い、大きな昆布を見てもらい、収穫地により違う昆布の種類やその形、そして、家庭ではどんな風に食べられているかを伝えました。

家庭では、昆布の存在感が薄くなってきていますので、大きな黒い昆布には注目が集まりました。

その後、パワーポイント『昆布のお勉強』により更に深堀りしてみました。

・昆布漁について?

・お正月にはどうして昆布を食べるのかな?

・とった昆布はどうして干すのかな?

・昆布だしは海では出ないのはどうして?

・大変です。昆布がとれなくなっています、どうして?

・昆布って、どんな海藻?

質問では、楽しい答えが飛び出して、びっくりもあり、感心もして、大変、楽しく共に学びました。

そして、いよいよ、だしをひく実演では、昆布出しにかつおを合わせ、いい香りが立ち上がりました。

もう一つのお鍋には、お味噌を入れお味噌汁に仕上げました。

昆布とかつおの合わせだしとお味噌汁を試飲してもらいました。この本物のだしの味を舌と心に、いつまでも、美味しい記憶として残してほしいです。

先生方にもたくさん、お手伝いいただきました。本当にありがとうございました。

園児の皆さんからは、どうしても美味しく感じれない様子も少し、伺えました。それも現実的な重要課題だと思います。ほとんどの園児の皆さんから「美味しい~」の声が響きました。

世界的にも求められている和食は健康的なお料理として注目されていますが、日頃、慣れない味には色々なメニューを工夫して、受け入れられるようにしたいと思いました。

又、お料理は日頃より、「真味只是淡」の心がけも大事かと思われます。

10メートル以上もある一番長い昆布(道南産真昆布)を伸ばして、整列し持ってみました。手でさわりながら、「食べてもいいですか?」との声には、いや、それはおすすめできませんでした。せっかくのうま味のだしの美味しさが消されてしまっては大変です。

一人の快活な園児さんが、「ケルプの森と一緒だね。」と話してくれました。きっとジャイアントケルプの森を映像で見たことがあり、そして、しっかりと記憶されているんだと思います。引き出しをたくさん持っていることを確信できました。素晴らしいです。今日の体験も新たな引き出しにしまってくれることを願います。

今年も、貴重なお時間を「和食の日」の体験学習のプログラムとして、組み込んでくださって本当にありがとうございました。

四季と自然を楽しむ日本の食文化は、節度を保つ精神的土壌に支えられています。和食に内在する精進のこころはSDGsのこころと共通のものと教えられています。

自然の恵みに感謝し美味しく無駄なく食べることを忘れずに、今後も弊社から、だしの大切さを伝えていきたいと思います。

 

以上

<余談>

早翠幼稚園さんでは、「和食の日」には、土鍋でお米を炊いて、美味しいおぼろ昆布を美味しいご飯にのせて、給食で食べていらっしゃいます。土鍋がどんどん増えているような気がします。この土鍋、とても可愛いですね。

飾りたくなります。^^