2022年12月12日(月)

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北前船と昆布 ~世界が魅了する和食文化について~講演 ❖於:坂井市三国町新保地区「新保コミュニティセンター」

少し前のお話になりますが、フランスから戻られて、まもなく、(11月6日)福井県坂井市にて、社長奥井が三国町新保地区の地域の皆さまに昆布について講演をさせていただきました。

福井県坂井市三国町新保地区は、北前船の寄港地であり、地区内にはお寺が5軒もあることからも歴史ある街であることが伺えました。

❖演題:北前船と昆布 ~世界が魅了する和食文化について~

地域を愛する新保地区の皆さまが60名ほど集まっていらっしゃいました。みなさん熱心に聞いておられました。

初めに、三国町新保地区に伝わる北前船船頭・水主の祝い唄「いざき」 その保存会の方々による「いざき」をご披露頂きました。船乗りの方たちの気合いや勇ましさが感じられました。

九頭竜川の河口付近は広く、この日、とても良い天候に恵まれ、素晴らしい景色を望むことができました。

新保の無縁塔

講演終了後、新保の海岸をご案内頂き、「新保の無縁塔」を見せて頂きました。江戸中期元禄年間(1688~1703)に日本海側で多くの海難事故が発生し、三国港、新保浦の北前船にも大きな被害があり、特に新保の北前船乗組員は想像を絶する犠牲が出たそうです。

 

北前船には、その寄港地それぞれの地区に私たちが知らない栄華の歴史だけでなく、苦難の歴史がたくさん、秘められていることを知ることができました。

それぞれの地区、地域に積み重ねられた歴史はとても大切に伝え継ぎたいものごとだと思います。そして、又、その北前船の歴史を紐解くと、昆布の歴史がさらに深まることにもなるように思われます。このように歴史を学ぶことで好奇心がわき、楽しい探索ができると実感しました。

木嵜