12月に入ると、敦賀市も海からの北風が吹きすさび、雪の舞い散る季節です。その寒い日にテレビ取材で、イタリアンの巨匠、落合シェフがお越しになりました。BSフジ「パレ・ド・Z~おいしさの未来~」。先日、取材でお見えになった小山薫堂様の御紹介です。昆布の取材は初めてとの事、興味深い取材になりました。
まず、北海道近海で収穫される昆布が、何故この越前、若狭の中心にある、ここ敦賀港に集荷され、京都へ上って行ったかという北前船や昆布ロードの歴史からご紹介しました。大変興味深く、お聞きいただきました。
弊社に四か所ある、昆布倉庫の内一番大切な「藏囲昆布」専用蔵へご案内を致しました。平成元年からの古い収穫年度の「ビンテージ昆布」のいろいろな説明をさせて頂きました。
昆布の価格を決める等級のお話は、出荷ブースでご説明。お取引先のご要望で、1等検から4等検査昆布迄、その等級の基準や価格のご説明です。天然昆布の生育状況や収穫される浜でも価格が違う事に大変興味深く、日本独特の昆布の特性に驚かれていました。イタリアの食材との違いや扱い方の違い等、逆に私共にとって初めてお聞きする興味深いお話にも話題が広がり、洋の東西の料理談義のような様子になって来ました。イタリア料理のお話になると話題が尽きない熱いシェフの姿勢に皆様、感服されていました。日本に初めて本格的なイタリアンを広められた伝説的なシェフ、落合様のお話に社長も大変感銘を受けていました。
最後は、試食です。昆布はやはり炊き立ての真っ白なおにぎりと合わせて食べて頂くのが一番です。社員の佐々木さんの準備で、いろいろな昆布製品の試食会が盛り上がりました。
イタリアンのリゾットやパスタ、他いろいろな料理に合いそうな昆布の広がりに、お喜び頂きました。イタリア料理の、私共が知らない、奥深いお料理のお話、その料理と昆布の相性やうま味を使った調理の可能性のお話、どんどん広がります。
昆布の取材が初めてだったそうです。その昆布に大変ご興味を持っていただけたようです。社長も大変喜び、イタリアンと昆布のお話が、予定時間を過ぎても続きます。
予定の時間が大幅に伸びました。次のご予定にもご迷惑をお掛けしたようです。落合シェフ、本当に有難う御座いました。アクアパッツアやフォカチャの面白いお話、有難う御座いました。どこかで社長、使わしていただくと云っておりました(笑)。寒い中、本当にご苦労様でした。心より感謝申し上げます。
BSフジ「パレ・ド・Z〜おいしさの未来〜」という番組で、来年2月23日(木・祝)の17時25分〜17時55分に放送予定です。