2014年度 グルマン料理本大賞 北京大会 御報告
「昆布レシピ95」山脇りこ著 奥井海生堂監修 JTBパブリッシング刊
見事にグルマン大賞を獲得しました。
弊社からは、私と専務の2名で会場へ応援に駆けつけ、山脇御夫妻やJTBパブリッシング社御関係者、りこズキッチンの受講生の方々や御友人一同の
大応援団で、昆布を持ち上げてのパフォーマンスまでの顛末記をご報告します。
5月24日 奥井 隆
5月21日、22日の両日開催されました世界大会は今年は北京での開催。それじゃということで一気に盛り上がり、大応援団となりました。
6つの大きなカテゴリーとそれぞれの受賞ジャンル。山脇りこさんのエントリーは2日目でした。
私どもは、日程的に長い滞在は不可能で、21日からの2泊3日のシュケジュール。中日に大賞の発表を待つことにしました。
4時からのオープニング。3時半の会場入り。オープニングは国際大会らしく、民族音楽に合わせた踊りから始まりました。
家内の隣は、著者の山脇さん。緊張の様子が手に取るようにわかります。
最終ノミネートに残った、カテゴリーの料理本は7誌。ホームの中国が最優力との情報も乱れ飛び、緊張が高まります。
順次、国名で最優秀が発表されてきましたが、我々の時には、どういうわけか、「ケルプ」と呼ばれ、昆布レシピ本の受賞がわかりました。
皆さん飛び上がるばかりの歓声、おとなりの外国のチームも驚いてました。
山脇りこさんの受賞スピーチ(たしかにあがっておられました)。お隣にはJTBパブリッシングの代表取締役常務の秋田さん、編者の香月さん、昆布を持ち上げているのが弊社専務。皆さんおめでとうございます。
日本大使館の方々にも、昆布を持っての受賞パホーマンスは今日一と喜んでいただきました。
表彰式も終わり、次のパーティーまでの休憩時間は大変でした。壇上に上がって、主催者のエデュアルド・コワントローさんを囲んでの記念撮影会。順番待ちで各国の受賞者が大勢並んでいます。彼はあの有名なリキュールのコワントローの五代目。コルドンブルー料理学校も経営されている一族でもあります。
偶然、前日のレストラン(北京ダック専門店)でお目にかかった、オーストラリアチームも大賞受賞。一緒に記念撮影です。
今回、前日(初日)の大賞受賞者(スピリッツの部)、友田晶子さんにもお目にかかりました。大賞受賞書は「世界に誇る国酒 日本酒」です。福井の多くの銘酒も紹介されている素晴らしい本です。本当に受賞おめでとうございます。
奇しくも昆布と清酒が受賞しました。
友田さんは福井ご出身で、福井県の食のアンバサダーにも就任され、観光大使のような方です。私の飲み友達(失礼!)。親しくして頂いてます。
受賞パーティーは盛り上がりました。
全員での記念撮影。グルマン日本事務局、山脇、友田両受賞者。それにメディアでの受賞、テレビせとうちさんの方々。合計3者の受賞者を囲んでの祝杯です。今回は日本から5誌が選ばれました。過去最高の数だそうです。昨年、ユネスコの世界無形文化遺産に和食が選ばれ、いよいよ世界への発信力が強まります。
時間を見つけて、ホテルの近くの天安門、故宮見物に出かけました。家内は別行動。いつものパターンでお買い物のようです。それにしても故宮は広大でした。
最後、日本航空のチェックインカウンターでハプニング。お隣で、なんとパリ在住のパティシエ、千葉さんとお会いしました。
彼も昨日、グルマン料理本大賞を受賞されました。パリのマドレーヌ寺院近くで素晴らしいケーキのお店をお持ちです。
休暇を利用してこの後、東京在住の御長男一家を尋ねられるとの事。何よりの大きなお土産を持っての帰国。奥様も満面の笑み。
初めてグルマン大賞世界大会に参加させて頂き、世界中の料理関係者の熱き思いに接することができました。晴れの受賞スピーチでは、どなたも御国のプライドを熱く語られ、トラディショナルな料理のお話をされている姿にとても感動しました。
料理は民族の誇り、そのものです。
山脇りこ先生。本当にこの度のグルマン世界料理本大賞受賞、おめでとうございます。お陰様で昆布が世界へと発信されていきます。
そしてこの世界大会で多くのこと、勉強させて頂きました。御関係者の方々に衷心より御礼を申し上げます。