１１月７日に無事竣工式を迎えました、新元町倉庫に初の１０トントレーラーが

入りました。今年２度目になる、礼文島（香深浜産昆布、船泊浜産昆布 ）から

の入庫です。元町倉庫として初めての１０トン車です。

私も立ち会いました。この時期、越前若狭地方は冬の入り口の独特な気象条件

です。みぞれ（強い風雨にあられが混じるとても寒い気象）が吹き荒れます。

みぞれに負けない荷受け作業ができるように、新倉庫には最大コンテナ便も入る

荷受け場を備えました。

１０トン車には満杯の昆布が規則正しく積み込まれていました。積み込み作業も大変

だったと思います。

降ろしてもおろしても昆布の山は続きます。

新人の社員にはきつい作業です。でも、これには慣れて頂かないと。年にこの時期だ

けの作業ですから。

９００キロまで可能なエレベーターにのせ、２階の昆布倉庫へ運びます。

昨年、弊社を取材をして頂いた番組「ＮＨＫスペシャル」取材の中であきらかに

なった「蔵囲昆布」の熟成を促すカビ菌をはじめとする微生物。彼らの居心地良さ

を高めるために、壁はすべて自然木（杉板）をはりました。施工が大変でしたが、

出来上がると何とも言えない空気感が漂います。昆布とのマッチングも最高です。

天井高もかなりあげました。そのお蔭で随分と昆布は積み上がりました。

一番浜の香深浜産天然昆布が積みあがってます。

今年は久しぶりの豊作でした。昔から豊作の年の昆布は品質も良く、今年の昆布の

出来は久しぶりに素晴らしい出来です。

男子社員総出の荷受け作業は午前中一杯かかりました。それでも新倉庫の広い

荷受け場のお蔭で種類別の集計もしやすく、すべてにおいて作業効率は上がりました。

このような大型トレラーの荷受けは今月は３回～４回続きそうです。その間に

５トンコンテナ便も入ってきます。昆布製品の出荷作業も増える時期、荷受け作業も

ピークを迎えます。

１１月１３日

御報告　　　奥井隆