「北前船主の館 右近家」は、江戸後期~明治中期にかけて、日本海・瀬戸内海・上方の諸地域間の物資の流通や文化の交流に重要な役割を果たした”北前船”をテーマとした資料館です。
当館は、旧河野村の旧船主右近権左衛門家の12代当主が本宅等の管理を村に委ねられたのを機に、建物の公開と同家の廻船経営に関わる資料の展示を目的に、平成2年5月に開館しました。建物は、明治期に建てられた本宅や蔵、昭和初期に建てられた西洋館などからなります 。 |
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●南越前朝 観光情報マップはこちら http://www.minamiechizen.com/portals/0/kitamae/index.html |
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↑ 通りをはさんで建つ本宅と蔵
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回廊をゆっくり、ゆっくり歩いてみた。静寂の中で、歴史が深く深く刻まれた、このたたずまいからは、不思議な気配が感じられた。「板子一枚、下は地獄」と言われた危険と背中合せの船乗りの無事の帰りに沸く船主の館 その幸せな風景である。 |
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平入りの2階建で、切妻造りの屋根には瓦が葺かれている。瓦は越前瓦で、棟先に「右近」の文字の入った丸瓦が置かれている。こちらは、中村家の鬼瓦。日本海5大船主の一つに数えられた当家だけあって、鬼瓦も細部まで手が込んでいる。
内部は、欅や桧材の太い柱や、米国産の松材を用いたと伝えられる平物、蝋色漆塗りの床框に象徴されるように、たいへん豪勢な造りになっている。 <南越前町観光マップより一部引用> |
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